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2006年11月8日(水) 毎日新聞
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「減らそう 犬猫の殺処分」
福岡 「動物好きに一任は無責任」 清水健二
県内では昨年度、1日平均で犬18匹と猫30匹が動物管理センターで処分された。引き取り方法などが異なるため単純比較はできないが、これは犬が全国8番目、猫が7番目に多い数字だ。空前のペットブームと言われる中、飼い主の身勝手で小さな命が奪われる現状を、どうすれば変えられるのか。処方せんを探ろうとボランティアの活動現場を訪ねた。
ボランティアで役割分担
<フォスターファミリー>
殺処分寸前だった2匹の雑種犬が、この家に来たのは3ヶ月前。「リュウ」と「チー」の頭をなでながら、フォスターファミリーの男性(55)は「愛情をかけすぎると別れがつらい。一線を引かないと」と苦笑する。
フォスターファミリーとは、捨てられた犬猫を飼い主が見つかるまで預かる家庭のこと。糸島半島でカフェを営む男性は、NPO法人「福岡どうぶつ会議所」が市動物管理センターから引き取った捨て犬を、1年半で7匹預かった。不届きな飼い主が捨てに来るため、名前や住所は非公表。同会議所には、こうした協力者が10人ほどいる。
預かった犬猫は、フォスターだけでなく会議所の担当保護委員会も一緒に面倒をみる。委員長の白沢章子さん(46)の入会のきっかけは「個人の限界」。以前は捨て犬を見るたびに家に連れて帰ったが、増えて収拾がつかなくなり、散歩だけで疲れ果てたという。「大勢で役割を分担しないと、活動は成り立ちません」
だがこの方法でも、えさ代やワクチン代など、ボランティアへの負担は大きい。一度に引き取れるのは数匹だけだ。 総務委員会の松下由香さん(28)は「捨て犬の保護はやりがいがあるけれど、殺処分を減らす抜本策にはならない」と力を込める。「飼い主がペットの命に責任を持つよう啓発することが、地味でも唯一の道です」
2006年11月8日(水曜日) 毎日新聞より
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