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カフェはお茶を飲み、軽食を楽しむ所 ― という認識はもう古いのかもしれない。NPOカフェ、洋服屋カフェ・・・。天神には今、飲食とは関係のない思わぬテーマと結びついたカフェが増えつつある。
3メートルの掲示板
動物と人との距離縮める場
去年一月、中央区天神3丁目にオープンした「NPO Cafe de [i] (デアイ)」。店に入るとまず目に飛び込んでくるのは高さ約三メートルの大きな掲示板。プロフィール入りの犬や猫の写真で埋め尽くされている。
「ここは捨てられた猫や犬ともらい手とつなぐ 『出合い』 の場所なんです」と店長で、店内に事務局が置かれたNPO法人福岡どうぶつ会議所で働く松下由香さん(27)は語る。NPO法人は2000年に発足。飼い主が飼えなくなったり、管理センターで殺処分されそうな動物を、HP上で公開し、もらい手を募ってきた。しかし 「ITだけでつなぐのは難しい」 と、事務局をだれでも立ち寄れるカフェと併設することに。開店以来、月約1000件だったHPへのアクセス数は約5000件に、月に約5件だったもらい手への受け渡しも約15件に増えた。カフェで活動を知り、会員になった人もいる。
「野良猫や捨て猫、捨て犬は動物の問題ではなく、人の問題。だから、人に呼び掛けていきたい」と松下さん。お昼時、OLやサラリーマンでにぎわうカフェは、人と動物の距離をぐっと縮めてくれるようだ。 |